噛めるお口を維持して寝たきりを防ぎたい!

「低栄養」とは、健康な生活を維持するための栄養が足りていない状態をいいます。特に問題とされるのは、筋肉量を減らしてしまうたんぱく質不足。メタボばかり注目されがちの現代ですが、じつは「低栄養」は、高齢者の自立度を低下させる大きな問題なのです。
たとえば、在宅医療中の高齢者の約36%が「低栄養」、約33%も「低栄養の傾向あり」というデータが出ていて(「国民健康・栄養調査」)、これは驚くほど大きな数字だと言わざるを得ません。

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そこでここでは、噛める人、噛めない人の低栄養状態を調べたデータを見てみましょう。70歳以上の高齢者を調査した結果、なんと「噛めないものが多い」というかたの約33%に低栄養の傾向があり、「噛んで食べることができない」というかたに至っては、約63%に低栄養の傾向が見られました。

もうひとつのグラフもご覧いただきましょう。こちらは、70代・80代の男女に、「銀行預金の出し入れを自分でできますか?」とお尋ねした結果をグラフにしたものです。

70代、80代とも、噛めるかたよりも噛めないかたのほうが、自分で預金の出し入れができない割合が格段に多いことがわかります。つまり、よく噛んで食べられるほうが、自立度の高い生活を維持しやすいことがわかります。

「老後も自立した生活を続けて、できるだけ長く元気で過ごしたい」と願うなら、食べる物に気を付けて生活習慣病にならないよう予防するのはもちろんのこと、食べる物を「よく噛んで食べられるお口」を維持するために、ふだんから気を配っていくこともとても大事です。

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「そのうち歯医者に行こう」「とりあえず今は痛みだけ止めてもらえばいいや」などと問題を先送りせず、働き盛りのころから必要な歯科治療はしっかりと受け、治療後は、その噛める状態が長続きするように定期的に歯科医院のメインテナンスも受けて、お口の健康管理を心がけていきましょう。

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