フラップ手術

今回は、フラップ手術についてお話したいと思います。
フラップ手術(フラップオペ)については、あまり馴染みの無い言葉かもしれませんね。手術と名前が付いている通り、フラップ手術とは、歯肉を剥離して(剥がして)行う手術のことを言います。もちろん手術を終える時は縫います。

この手術は、歯肉を剥がすことで歯肉の下にある歯の根の部分や骨を直接見ることができるようにするためのものです。例としては、歯周病の治療、親知らずの抜歯、インプラント治療などが挙げられます。
歯周病の治療でフラップ手術を行う場合は、以下のようなことを目的とします。

●歯の根の、深い部分に付いている歯石(歯肉を剥がさず、直視できない状態だとどうしても取れないような歯石)を徹底的に取るとき
歯周病が進行し、溶けてしまった骨を再び作る時(歯周組織再生療法)

親知らずの抜歯では以下のようなことを目的とします。

●視野を確保し、不必要な部分を削らない、かつ必要以上に骨を削らないようにする
●斜めに生えている親知らずに被さっている骨を削る

インプラント治療では以下のようなことを目的とします。

インプラント体を埋入するにあたって、不足している骨を作るための処置(GBRと言います)をおこなう
●凹凸のある骨の表面を滑らかに(平坦に)する

などなど、上記に挙げたのは一例にすぎませんが、歯を削るイメージの強い歯科でもこのように切開・縫合を行う処置があります。そして、恐らく想像しているより一般的な処置なのです。ですので、歯医者さんに通っている中で、先生や衛生士さんから治療内容の説明してもらう時に「歯肉を切って開いて処置します」と言われても怖がることはありませんよ!しっかり麻酔もしてくれますし、痛みに考慮して治療を進めてくれますので安心して治療を受けて下さいね。

以上、フラップ手術について、でした!

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