親知らずが横向きに生えると、何が起きる

智歯周囲炎

斜めに生えてくる親知らず(不完全埋伏智歯)は、歯磨きの邪魔になることが多いです。斜めに生えている歯の周囲には、歯ブラシが届きにくいからです。結果、周辺の歯茎に歯垢が溜まり、歯垢の中で細菌が増殖します。やがて、増殖した細菌が歯茎に炎症を起こし、親知らずの周囲が腫れてしまうわけです。(オートクレーブ

虫歯

これも、斜めの親知らずで起こりやすい問題です。斜めに生えている歯は歯ブラシが届きにくく、全体をくまなくブラッシングするのが困難になります。そのため、磨けない部分があっという間に虫歯になることがあります。

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第二大臼歯の歯根吸収

横向き・斜めに生えてくる親知らずは、手前側を向いて生えてくるのが普通です。つまり、第二大臼歯のほうに傾いているわけです。すると、親知らずが生えてくるとき、第二大臼歯を圧迫する形になります。

歯並びへの悪影響

横向き・斜めに生えてきた親知らずが、手前の歯(第二大臼歯)を圧迫するのは前述のとおりです。このとき、歯根ではなく「第二大臼歯全体」を圧迫すると、どのような影響が及ぶでしょうか?(歯科 口腔内カメラ

含歯性嚢胞

親知らずが完全に埋まっている場合、含歯性嚢胞(がんしせいのうほう)と呼ばれる病変が発生することがあります。嚢胞というのは「身体の内部にできる袋状の病変」です。歯が袋に包まれた状態で歯茎に埋まっているわけです。

埋伏していても上向きに生えていれば、歯茎を切開して歯を保存できる場合があります。しかし、横向きに生えている水平埋伏智歯であれば、歯の保存は困難です。嚢胞と親知らずをともに摘出することになります。