医療器材の洗浄・消毒・滅菌

洗浄

・洗浄剤は種類も多くありますが、洗浄する器材の材質や微生物の種類、汚染の程度により濃度や時間を選択することが重要です。また、洗浄剤は浸漬または超音波洗浄の際に適切な温度管理も重要です。

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・洗浄は消毒または滅菌の効果を最大限に発揮するために最も重要な工程です。

消毒

・消毒薬は、日常広く用いられており種類も多くありますが、消毒する器材の材質や微生物の種類、汚染の程度により薬剤を選択することが重要です。また、消毒薬の微生物に対する消毒効果は濃度、温度により変わるので、それらを考慮することが必要です。

・消毒薬は生体に対して毒性を持つ化学的物質なので、残留物質による副作用や業務上の曝露に注意し、できる限りの防護を行います。

・ウォッシャーディスインフェクター(WD)による熱水※を用いた消毒法は効果的かつ経済的で、消毒薬のような残留毒性がない安全な方法です(超音波洗浄器)。

滅菌

・滅菌には、オートクレーブ、酸化エチレンガス滅菌、過酸化水素低温ガスプラズマ滅菌、化学的滅菌などがあります。オートクレーブは操作性に優れ、残留毒性がないため、滅菌条件に耐えられる医療器具であれば最も安全で確実な滅菌方法として一般的に普及しています。ただし、空気排除を完全に行わないと滅菌不良を起こすため、重力置換式より滅菌の前後で真空脱気を行うプレバキューム式の滅菌器の方が滅菌効果が高くなります。

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※高温(121℃~134℃ クラスBオートクレーブの場合)高圧の水蒸気による変質があるため、非耐熱性のものは適しません。また、滅菌後の自動乾燥機能で乾燥工程での温度が滅菌温度より高くなるものは耐熱温度に注意してください。